鳥さんの行動には全て理由がある！
これをモットーにしていますが、人側がその理由を全て解明できるかと言われるとなかなか難しいというのが正直なところです。
この理由について、「鳥さんの気持ちに仮説を立てるということではない」、「鳥さんの気持ちは鳥さんにしかわからない」と応用行動分析学のお師匠様に徹底的に頭に叩き込まれてきました。
では、この理由をどのように突き止めたらいいのか…。
例えば、咬む行動が現れた時に、鳥さんを取り巻く環境を含めてその理由を探り、もしかしたらこれが原因なのではないかな？と思ったら実践してみます。人側の行動を変えたり、環境を変えてみたりなど試してみて、その結果、咬む行動が改善されたらこれが原因だったんだねということが分かります。反対に、それでも改善に至らない場合は、さらに観察をして鳥さんの行動の直前（事前の事象）と直後（結果）を変えていくのがトレーニングです。
オンラインの個別相談をご利用いただいたウロコインコさんは、ご夫妻の内、奥様に対しては咬まないけど、ご主人に対しては咬むとのことでした。そして、見ていただけますか？とご主人を咬んだ時の動画を送ってくださいました。
動画は、飼い主さんとしてもまた違った目線で観察ができるのでお勧めです。
「どうして咬んだと思われますか」と、まずは飼い主さんに動画について考察していただきました。
こちらのブログでもまずはご覧いただいている皆様に鳥さんの様子を観察していただき、もしかしたらこういう理由で咬んだのではないかな？など、一緒に考察していただけたらと思います。
ウロコインコさんと握手の練習をしていて
飼い主さんから送っていただいた動画から、ウロコインコさんの様子を切り抜いてみました。
ご主人と握手の練習をしている様子です。
当初はご主人のことを咬むとのことでしたが、トレーニングを重ねて友好な信頼関係をかなり築けているそうです。よかったです！
動画では握手が成功してその後にご褒美をあげようとしたところ、ご褒美を持つ手をめがけてガブガブッとしてきたそうです。飼い主さんとしては「どうして咬むの？？」という感じでした。
では早速ご覧ください！
以上となります。
いかがでしたでしょうか。静止画ではわかりづらいかもしれませんが、
①もしかしたら、これが原因なのでは？
②では、ここを改善したらいいのでは？
以上２点について、考えてみていただけたらと思います。
答え合わせについては、後日、ご紹介させていただきます！
